2022.03.09

震災から11年。

2022年3月。
3.11東日本大震災から11年か。


ここはロンドン自然史博物館です。
ここは世界の自然災害の歴史が紹介されています。
その中でTBC東北放送さん提供の東日本大地震時の映像が流れているとのことで見てきました。
みんな立ち止まって見てくれている子供達の姿、感動した。


この時代に人を殺し合う戦争が行われているのですね。

他人事みたいに普通に生活してる。
小学校の時に湾岸戦争のニュースを見ながら「戦争は絶対ダメだ」と力強い作文を書き、おばあちゃんの話を聞いて居ても立っても居られないくらいの怒りを抱いていた自分。

大人になって見るニュースはどうだろう。
あの時抱いた衝撃的な悲しみや怒りがない。
小学校の時よりは多少の寄附金を送れたとしても気持ちが「しょうがない」に変わってしまっている。

それよりも会社を守り、自分を守ることで必死。
これが私の今の器なのが悔しい。
もっと人の為になる事ができるようになりたい。

いろんな国を渡っている身として感じることは日本は本当に安全な国です。
道ゆくところにみかける気遣い看板・アナウンス、保険制度、保護制度、誰もが飢えないように生きていける制度はあるのです。

海外を歩いていると、もっとここを開拓すれば良いのにと思う事が多々あるけど、日本にいるとそれが無いほど人も店もおもてなしの気遣いが行き届いている。
ロンドンは電車一つとっても不便。
エスカレーター完備されていないし(ベビーカーのお母さんを見ていると本当大変そう)
線路が常にキーキー言ってみんな耳を塞ぎながら、乗っている。
「これが日本だったら会社にクレーム入ってるわ」と思う事が山ほどあります。

でも、気を遣いすぎて本音が言えない日本人がとても多い事に気がつきました。
目の前で言えないから裏で文句言って、また目の前に立つと良い顔してる。
それ、気持ち悪いし後々良いことないですよ。
私は昔から思っている事とやっている事が逆なほど、言いたい事が言えない性格だったので今は図太くなったなぁと思います。
そして、生きやすくなりました。
海外で仕事するうちに、アメリカ人やイギリス人のストレートな表現は具現化するまでの時短になる事に気づいたのです。
できることはやる、出来ないことは断る。
失敗しても周りが責めない。
行きたくなかったら行かない、決めることはすぐ決めて行動に移す。(たまにリスク管理できてないけど)


キャンプトレーニングと大仕事を終え、翌日の開放感がなんとも言えない。
言葉一つとっても神経使う毎日。
通じないと、「あ?」という迷惑そうな返答が超怖い。
ダメ出しもたくさん食らう。
途中、もうダメかもと思う。
でも、頑張ってみる。

その繰り返し。

今の日々と周りの人に感謝します。

ロンドンで毎日カフェで会う弁護士のお年寄りの方と仲良くなって、会話が通じない時にGoogleで検索していると、「俺はGoogleは絶対使わない。個人情報を搾取されるから」と言っていて、弁護士だからか?さすが。
と思って後日メールアドレス交換したら、Yahooメールだった。
??? となったのわかります?

いろんな人がいて面白いです。

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