今日は山本小鉄さんの命日です。
アナウンサーの鍵野さんに「小鉄さんに練習教えていただいたら仙女の選手は勉強になるんじゃない？」とご紹介いただき、お電話したらすぐに仙台にまでてくださいました。

初対面の日、小鉄さんが仙台駅にいらっしゃり道場までお送りした時、対向車がきてよけてくださったのでお礼に【プッ】とクラクションを鳴らしたら、
その瞬間、、小鉄さんに【おい、何偉そうにクラクションなんて鳴らしてんだ。どんな人に対してもそんな事は絶対しちゃいけない】
と叱られました。
でも、そのことがすごく心に残ってます。
それから一度もクラクション鳴らしたことないです、どんな人に対しても！

（そして、「そういう時は一時停止して、窓を開けて、目を合わせてありがとうございます。と言うんだ、ほら、やってみろ！今すぐやれ！」
と言われ、一時停止した時にはすでにその車がとっくに去って行ってました(^^;;）

お会いする度に「いい人見つかったか？早く結婚しろ！俺は毎晩奥さんと手を繋いで寝る！」と毎回お話してくださいました。

お会いした時がちょうど仙女の選手が少ない時で、「団体にレスリングや柔道の有望な選手を入れるとか、そのぐらいしないとな！」と真剣に団体の事を考えてくださっていました。

今年、橋本千紘が新人賞を獲ったとき、小鉄さんの言われていた事が１つ達成出来たとその言葉を思い出しましたね！

一泊だけの宿泊なのにたくさんの着替えとバスタオル数枚が大きな革のカバンに入っていて、私がそのカバンをトランクに入れようとしたらとても重くて高そうなカバンの取っ手を破ってしまったことも忘れられない出来事。

小鉄さんにいただいたプッシュアップ棒は今も道場で大切に選手が使わせていただいています。
2010年8月12日仙台サンプラザ新日本プロレスの大会の際に挨拶に行かせていただいたのが最後、「送った腕立て伏せの棒にサインを入れるのを忘れた。次道場に行く時にサインするからな！」

と言われてから2週間後に亡くなられました。
長くなりましたが、今日はみなさんにこの事をお伝えしたくなりましたので書かせていただきました！

 

「一生練習！」