2017.08.16

プラム麻里子さん

プラム麻里子さんの20回忌。
プラム麻里子さんは、20年前の今日8月16日に広島の試合中に頭を打ち、搬送先の病院で亡くなられました。
あの日、夜に横浜の道場にいた私はその情報を聞いた時の衝撃は忘れられません。
しばらくは先輩方が立ち直れないほどに悲しみに打ちひしがれていたのを思い出します。

命をかけて闘う。
試合中に死ねたら本望。
明日、どうなっても良い。
昔のプロレスラーは、本当にそんな思いでリングに上がっていたと思います。
そんなプロレスラーのインタビューを読むと、その生き様がかっこよかったし、私もそうなりたいと思ってリングに立っていました。

でも、プラムさんの件があってから、それらの考えは間違いだと教えられた。

明日、生きるために闘う。

全レスラーがプラムさんに教えられました。

怪我をしないためのトレーニングや受け身を日々心掛けて鍛えても、いつ何が起きるかわからない。

私も試合中や試合後にダメージで、【死ぬ!】と思ったことが何度も何度もあります。今でも時々あります。
試合中は舞い上がっているからエグい技を受けても、ファンの方の期待や興奮を上回ろうとする。そして後のダメージの事を考えずに立ち上がってまた同じ痛みを受けて、そして技を仕掛け合う。
でも、昔に比べてしっかり見極めるようになりました。

先輩後輩同期に、怪我で復帰が出来ずに引退する選手もたくさん見てきました。
私も怪我を繰り返し年齢を重ね、命の尊さを身に染みて感じます。
若い後輩ができ、一人一人の選手に愛する家族を始め、応援してくれる人や大切な人がたくさんいる。
みんな輝くために頑張っているから明るい未来を作って行きたい。

明日、生きるために闘う。

プラムさんから教えて頂いた事を胸に、今日もしっかり生きたいと思います。

コメント

  • キズマルク 2017/08/16(水) 6:27 PM

    初めて仙女を生で観たとき、レスラーが命を賭けて戦っている「覚悟」を肌で感じ、テレビやビデオだけでは伝わらない感動を覚えました。あと、里村さんのオーラがハンパない。ビリビリくる。

  • BON人 2017/08/16(水) 10:12 PM

    選手の激しい闘いは観たい・感じたい。
    でも、怪我はしてほしくない。
    鍛えているとはいえ生身の人間。
    邪道や師匠がちょっかい出してきても爆破やデスマッチには足を踏み入れないでほしい。
    凶器を使わなくても鍛えたレスラーの肉体が抜群の破壊力を秘めている。
    今の里村選手のファイトスタイルが好き。

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